高田郁文化財団

本を読む楽しさを伝えたい

この一冊この一冊

本にまつわるエッセイを不定期にお届けいたします

 小学生のころ、ずっと自分のことをどこか変わっていると思っていた。靴ひもは何度やってもうまく結べないし、忘れ物は多いし、周りの多くの子が簡単にできる(ように見えた)ことが自分にはできない。母親は先生との面談の際に「登校後、ランドセルを背負ったまま歩き回っています。学校に着いたらまずランドセルを下ろす …続きを読む

バックナンバーをみる

本のある風景

本は、屋内で読むものでもありません。

碧空の下で、芝生の上で、風を感じながら、

緑の中で、雨やどりをしつつ……。

そんなシーンの中に「本」があってもいいのでは

と思います。

<2024/08/19 更新>

本のある風景

※左上より
●フランソワーズ・サガン 著(河野万里子訳)「悲しみよ こんにちは」 / 新潮文庫 ※香櫨園浜にて撮影 ●J.D.サリンジャー 著(村上春樹訳)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」 / 白水社 ●新藤晴一 著 「時の尾」 / 幻冬舎 ※アトア(神戸の都市型水族館)にて撮影  ●獅子文六 著 「わが食いしん坊」 / 角川春樹事務所 ●中島らも 著 「君はフィクション」 / 集英社 ※現在は、集英社文庫から発売中 ●ヘンリー・D・ソロー 著(今泉吉晴訳)「ウオールデン 森の生活」 / 小学館文庫 ※箕面国定公園にて撮影 ●金井真紀・広岡裕児 「パリのすてきなおじさん」 / 柏書房 ●瀧本哲史 著 「僕は君たちに武器を配りたい」 / 講談社文庫

髙田郁文化財団とは

髙田郁文化財団とは

私たちは、本を読む楽しさを伝え
読書を暮らしの中に取り入れ
身近なものにするための
啓発活動を行います