高田郁文化財団

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本にまつわるエッセイを不定期にお届けいたします

 45年勤務した本屋を退職して3年が過ぎた。もう一生をかけても読み切れないほどの本が書棚にはある。無造作に並べられた本を眺めては時には暇に任せて色々と整理してみる。著者別や内容別や判型を揃えたりと、思いついたように整理を始めるのは本屋勤めが長かったサガかも知れない。2024年暮れも押し迫ったある日、 …続きを読む

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本のある風景

本は、屋内で読むものでもありません。

碧空の下で、芝生の上で、風を感じながら、

緑の中で、雨やどりをしつつ……。

そんなシーンの中に「本」があってもいいのでは

と思います。

<2024/08/19 更新>

本のある風景

※左上より
●フランソワーズ・サガン 著(河野万里子訳)「悲しみよ こんにちは」 / 新潮文庫 ※香櫨園浜にて撮影 ●J.D.サリンジャー 著(村上春樹訳)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」 / 白水社 ●新藤晴一 著 「時の尾」 / 幻冬舎 ※アトア(神戸の都市型水族館)にて撮影  ●獅子文六 著 「わが食いしん坊」 / 角川春樹事務所 ●中島らも 著 「君はフィクション」 / 集英社 ※現在は、集英社文庫から発売中 ●ヘンリー・D・ソロー 著(今泉吉晴訳)「ウオールデン 森の生活」 / 小学館文庫 ※箕面国定公園にて撮影 ●金井真紀・広岡裕児 「パリのすてきなおじさん」 / 柏書房 ●瀧本哲史 著 「僕は君たちに武器を配りたい」 / 講談社文庫

髙田郁文化財団とは

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