高田郁文化財団

財団について

髙田郁文化財団 ご挨拶

 関西には、OSAKA BOOK ONE PROJECT(通称OBOP)という取り組みがあります。大阪の問屋さんと本屋さんが力を合わせて「ほんまに読んでほしい1冊」を選び、その本の販売で得られた収益の一部で、大阪府社会協議会を通じて、大阪の子どもたちに本を寄贈する、というプロジェクトです。その第1回選定本が拙著「銀二貫」でした。

 OBOPの活動を通じて、本を読む喜び、ことに「自分の望む本を手に取る喜び」というのは、ほかのものには代えがたいなあ、と改めて思いました。これを機に「後世のために、何か善き種を蒔きたい」との願いを抱くようになりました。

 作家としてデビューして、今年で13年になります。沢山の皆さまに支えて頂いての今があります。感謝の気持ちにかえて、本のために、読書文化のために、何か出来ることはないだろうか、と考えて、当財団を立ち上げることにしました。産声を上げたばかりで、まだ「何が出来るか」手探りの状態です。小さく生んで、大きく育てるべく、知恵を絞り、精進を重ねて参りたいと存じます。どうぞ宜しくお願いを申し上げます。

2021年7月

代表理事 髙田 郁

活動の目的

  • 私たちは、本を読む楽しさを伝え、読書を暮らしの中に取り入れ身近なものにするための啓発活動を行います。
  • 私たちは、このような活動を通じて、読書文化の振興や広く文化の発展、向上に寄与いたします。

事業活動内容

  • 既存の枠にとらわれずに、自由な発想で事業を企画し、実行します。
  • 読書の楽しさを伝え、読書習慣を定着させるための施策、例えばワークショップ、イベント、講演会等を出版社、取次、書店、ラジオ局、大学、企業等とコラボさせていただき開催します。